ロゴといえば皆さん初めに何のロゴをイメージされますか?
アップルのリンゴマーク?ツイッターの青い鳥?グーグルの4色マーク?
大半の方が、大企業のロゴや自分が好きなブランドのロゴをイメージされるかと思います。
ロゴを見れば、その会社の名前が分かるように、ロゴは企業ブランディングにおいてとても重要な役割を果たします。
Webサイトにおいても、ロゴがあることによって、このサイトが何のサイトなのかをユーザーに認識してもらいやすくなります。
ロゴが無いサイトは、店舗に看板が無いのと同じで、ユーザーに混乱を与え、すぐに離脱されるサイトになってしまいます。
さらに言うと、ロゴは入れとけば何でも良いというものではありません。
ロゴひとつでWebサイトの印象は大きく変わります。
この記事では、ロゴの役割をはじめ、Webサイトに適したロゴとは何か?をご紹介いたします。
ロゴは会社のイメージを伝えるもの
サイトリニューアルの際に、何も考えずに今まで使っていたロゴをそのまま流用する。といったケースをよく見かけます。
もちろん目的次第ではロゴをそのまま流用するのは間違いではありません。
しかし、企業リブランディングを目的とした場合に、コンセプトと大きくかけ離れた古いままのロゴが使われていると、大きな違和感が生まれます。
その違和感はそのまま企業の印象に繋がり、結果としてリニューアルは失敗に繋がりやすくなります。
新規でWebサイトを作る場合にも「別にロゴなんて何でも良いよ、最近は無料で作れるんでしょ?」と言ってロゴを後回しにされる方がいます。
しかしそれは、「自分の会社のコンセプトなんか何でも良い、価値はゼロだ。」と言ってるのと同じです。
少しトゲのある表現をしてしまいましたが、ロゴへの想いは、そのままユーザーへの印象として伝わります。
ボロボロの看板や、イメージとかけ離れている看板の店で、何かモノを買ったりサービスを受けたいと思いますか?恐らく思わないでしょう。
Webサイトにおけるロゴの役割も同じで、ロゴに込められた想いを基に、デザイナーはサイトコンセプトのアウトプットを始めます。
ロゴへの想いやクオリティが高いほど、サイト自体の印象もグッと良くなります。
ロゴの種類について
ここまで、ロゴの役割や重要性について説いてきましたが、ここからはロゴの種類を具体的に掘り下げていきます。
ロゴには以下の3つの種類が存在します。
- ・ロゴタイプ
- ・シンボルマーク
- ・ロゴマーク
ロゴタイプ
文字だけで構成されたロゴを通称「ロゴタイプ」と呼びます。
英字だけでシンプルに構成される場合が多く、企業名・ブランド名を国の言語問わず認知してもらいやすいです。
有名な企業としては、「SONY」や「NTT docomo」などがロゴタイプになります。
■メリット
社名や商品名を覚えてもらいやすい
■デメリット
記憶に残りにくい
シンボルマーク
シンボル(象徴)で構成されたロゴを通称「シンボルマーク」と呼びます。
シンボルマークはロゴタイプよりもインパクトが強く、製品全体のデザインにも組み込みやすいです。
アップルの「リンゴマーク」やヤマト運輸の「クロネコ」などが、典型的なシンボルマークの例です。
■メリット
記憶に残りやすい
■デメリット
社名や商品名など覚えてもらいにくい
ロゴマーク
ロゴタイプとシンボルマークの両方で構成されたロゴを通称「ロゴマーク」と呼びます。
企業名をアピールしつつ、企業の理念もデザインに組み込めるハイブリッド型です。
ロゴマークを使用している有名企業には、「ベネッセコーポレーション」「森永」「花王」などがあります。
■メリット
・社名や商品名を覚えてもらえる
・記憶に残りやすい
■デメリット
商標登録が複雑になる
Webサイトに適したロゴとは?
結論から言うと、横長のロゴマーク(シンボル+ロゴ)がWebサイトには適していると言えます。
理由として、一般的にロゴはサイト上部のヘッダーと呼ばれるエリアで使われることが多く、パソコンでもスマホでもヘッダーは基本的に横長なので、ロゴも横長タイプの方がエリアを有効活用できるからです。
とはいえ構成によって縦長や他の形状の方が適している場合もあるので、横長以外は適していないとは一概には言えません。
その他、複雑なものよりなるべくシンプルなもの、モノクロでも判別できるものの方が使いやすく、対応力は増します。
一番大事なことは、会社やサービスのコンセプトがしっかり反映されているロゴである。ということ。
ロゴで企業の印象は大きく変わります。丁寧に作られたロゴがあるだけで、その企業への興味は数倍増します。ロゴには人の心を動かせる可能性が十分にあります。
私自身も、魅力的なロゴが一つでも多く作れるよう、日々スキルアップに励みたいと思います。